
こんにちは、ギター講師の神田です。
今回は先日公開した動画『【TAB譜あり】『Alexandros/月色ホライズン』弾いてみた!』についてまとめてみたいと思います!
まずは動画をご覧ください。
『月色ホライズン』について
Alexandrosが2019年にリリースした2作目の配信限定シングル!
『chill out ver.』とされる別バージョンもありますが、今回演奏してみたのはオリジナルバージョンになります。
『月色ホライズン』を聴いてみる
『月色ホライズン』を分析してみる
コード進行を分析してみる

早速コード進行を分析していこう!

はい!

まず曲のKeyだけど調号に『#』が1つついている。
この曲のkeyはわかるかな?

key=Gメジャーですね!

正解!
では次に登場するコードを見ていこう!

はい!

基本的にはkey=Gメジャーのダイアトニックコードだけで進行して行っているね。

そうですね!

では次にダイアトニックコード以外のコードを見つけてみよう。

まずAメロの最後に登場するG7ですね!

そうだね!
これは何かわかるかな?

これはセカンダリードミナントですね!

そうだね!
Bメロの1つ目のコード『C』に進行するためのV7。
アナライズするとV7/Ⅳだね!

はい!

それ以外にはあるかな?

Bsus4とBですね!

これは何だろう?

これもEmに向かうためのセカンダリードミナントですよね?

そうだね!アナライズするとV7/Ⅵになる。
他はどうかな?

最後に出てくるCm7もありますね。

これは何だろう?

Ⅳm7だから…
モーダルインターチェンジですよね!

正解!
サブドミナントマイナーという、モーダルインターチェンジの代表的なコードだね!

はい!

じゃあ次に演奏しているフレーズを見ていこう!
演奏内容を分析してみる

次に演奏内容を見ていこう!

はい!
アコースティックギター
フレーズについて

基本的にはローコードを押さえてのコードストロークだね。

そうですね!

今回のフレーズで特徴的なのはBメロだ!
何か気づくかな?

何だろう…

見て欲しいのは2弦3フレットだ!

2弦3フレット…
あっ!2弦3フレットがずっと押さえられてる!

その通り!
コードが変わっても継続する音のことをペダルトーンと言うんだけど、今回はこの2弦3フレットの『レの音がペダルトーンになっているということだね。

ペダルトーンを使うとどういう効果があるんですか?

コードが変わっても継続する音があることによってフレーズにまとまりが出るし、ペダルトーンの音が9thなどテンションの音になることもあるので、少し大人なおしゃれなコードワークができると思う!

なるほど‼︎
それは是非使ってみるべきですね!

そうだね!
どんどん使ってみよう!

…
先生大変です!
どの音をペダルトーンに選んだら良いかわかりません…

いきなりやってみろって言われてもそうだよね笑

全然わからないです!
どの音を使ったら良いんですか?

それは曲のコード進行などにもよって変わってくるから、必ずしもこの音が良いとは言えないんだ…

そんなぁ…

ただコツはある!
まずはコードが変わってもアボイドノートになりにくい音をとりあえず選んでみよう!

アボイドノートになりにくい音ってどれですか?

コード進行がダイアトニックコード だけだとすると、Keyの
9th(Key=Cの場合はレ)
5th (Key=Cの場合はソ)
13th (Key=Cの場合はラ)
の音がアボイドノートにならない音になる。
まずはこれらの音を使ってペダルトーンのフレーズを作ってみよう!

やってみます!
演奏のポイントについて

演奏する時のポイントはありますか?

コードストロークの時のポイントはやっぱり左手の運指じゃないかな?

左手の運指?

コードが変わる時はどうしても左手が弦から離れるから、音が途切れてしまうよね?

それはそうですよ!

音が途切れた時間を出来るだけ短くするために、『どの指でどの弦を押さえたらコードが途切れず繋がっていくか!』を考えてコードを押さえてみよう!

同じコードなのに押える指が違うことがあるということですか?

その通り!
コードブック等に載ってる運指はもちろん基本の運指なんだけど、必ずしも正解ではないことを覚えておこう!

わかりました!
エレキギター1
サウンドメイクについて
今回も音作りは基本的にBOSSのGT-100を使用して、ディレイとリバーブだけはDTMのプラグインでかけています。
アンプタイプ:TWEED
50年代後期のFender Tweed Bassmanのモデリングを使用しました
フレーズについて

アコースティックギターと基本的に同じフレーズを弾いているので、割愛させていただきます!
演奏のポイントについて

エレキギター1のフレーズは基本的にはアコースティックギターと同じだね!

そうですね!

2コーラス目のAメロで演奏されているブラッシングはアコースティックギターにはないフレーズだね!
こういったフレーズは右手の振りの速さがポイントになってくる!

右手のスピード…

1弦から6弦までの音がバラバラにならないように、6本の弦が出す音が1つのまとまった音に聴こえるようにブラッシングをしよう!

結構難しいですね…

そうだね!
特にアップピッキングの動きは普段の生活にあまりない動きだから速くするのが難しい!
少しずつ毎日練習して慣れていこう!

はい!
エレキギター2
サウンドメイクについて
今回も音作りは基本的にBOSSのGT-100を使用して、ディレイとリバーブだけはDTMのプラグインでかけています。
アンプタイプ:POWER DRIVE
BOSSのオリジナルアンプタイプです。
幅広い音楽で使用できる使いやすさが気に入っており、私の動画での登場頻度もかなり高いお気に入りのサウンドです。
基本的にはPOWER DRIVEだけですが、間奏部だけ下記ペダルを追加しています
コンプレッサー:BOSS COMP
オーバードライブ:TREBLE BOOST
フレーズについて
考えてます
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