BOØWYさんのMARIONETTEのイントロを考察！

こんにちは、ギター講師の神田 淳です！

今回はBOØWY『MARIONETTE』のイントロフレーズを通して、ギターの基本奏法をお伝えできればと思います！

まずはこちらの動画をご覧下さい！

ここからは動画の内容を振り返りながら、ポイントを深掘りしてければと思います！

まずはブリッジミュートについてご紹介！
ブリッジミュートは右手の手刀部分をギターのブリッジ付近に乗せてピッキングすることで、サステインのないアタックを強調したサウンドを出す奏法です！
今回の様なリードプレイだけでなく、パワーコードを使用したリフやファンクなどのカッティングなど、様々なシチュエーションで登場する必須テクニックなのでしっかり身につけましょう！

ブリッジミュートのポイントは
右手の手刀部分を弦に乗せる位置と手刀部分を弦に当てる力加減だ！
これらによってサウンドは大きく変わるので、いろいろ試して自分なりのお気に入りのサウンドを見つけてみましょう！

リズムやノリをキープした演奏するために、オルタネイトピッキングで弾いてみましょう！
今回のフレーズは基本的に８分音符でメロディが構成されているので、４分音符にあたる部分をダウンピッキング、８分音符ウラにあたる部分をアップピッキングで演奏することになる！
気をつけたいポイントは１小節目や３小節目に出てくる半拍３連符！
ここは意識しないとダウンピッキングで弾いてしまうことも多いので、要注意だね！

フレーズを滑らかに演奏するために、左手のポジション移動も重要だ！
今回のフレーズでは人差し指が４フレットにあるポジションから、２小節目には人差し指が２フレットにあるポジションへポジション移動しているね！
このポジション移動をスムーズに行うためには、２小節目の１拍目ウラにある４弦４フレットを薬指で押弦するのがポイントだ！
その前の３弦３フレットを人差し指で押弦しているから４弦４フレット中指で押弦したくなるけど、そうするとその後の１＆２弦の２フレットを押さえるのがキツくなってしまう…
前後の流れによって適切な運指はどれか、意識して考えることがポイントだね！

次のポイントは複弦の押弦について！
２小節目や４小節目に登場する３＆４弦の複弦は薬指１本で２本の弦を押弦することもできるけど、個人的には４弦を薬指、３弦を小指といった感じで１本ずつ押弦することがオススメ！
そうすることで余弦（演奏しない弦）のミュートがやりやすくなるんだ！
これは４小節目に出てくる３＆２弦の複弦も同様の考え方で演奏しているね！

最後はメジャーコード上で使用できるオブリフレーズのご紹介！
Aフォームのメジャーコードから５弦のRootをMaj3rdへスライド、薬指で押さえていたP5th＆Root＆Maj3rdを人差し指で押弦する！

これは今なお多くのギタリストに影響を与え続けている”Jimi Hendrix”も愛用していた超定番フレーズだから、ぜひ覚えておこう！

ちなみに今回のフレーズでは３弦で9thを足している！
9thはメジャーコード時に使用できる可能性が高いテンションなので、合わせて覚えておくとなお良しだね！