こんにちは、ギター講師の神田です。
今回はオフコースの名曲『さよなら』を弾いてみました!
まずは動画をご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
これから少しずつ分析していこうと思います。
時代を超えても色褪せない名曲
この記事を書くにあたって、この曲がいつ頃発表された曲なのか調べてみました。
Wikipediaによると『さよなら』が発売されたのは1979年12月1日ということなので、かれこれ40年ほど前の曲になります。
40年前ということは僕もまだ生まれていませんが、僕より若い世代の人たちも知っている、もちろん僕より上の世代も知っている、本当にずっと残る名曲だと思います。
演奏時のポイント
アコースティックギター
まずイントロですが、僕はここだけピックで弾いています。(原曲はおそらく全編ピック弾きだと思います)
アコースティックギターはエレキギターに比べて特にピッキングの位置でサウンドが変わる印象があるので、ピッキングする位置が重要になってきます。
音源のアコースティックギターの音は、キラキラした高音が綺麗な印象があったので、ピッキング位置を若干ブリッジよりにした方が、狙ったサウンドが得やすかったです。
続いてAメロ部分とエンディング部は指弾きで演奏しています。
カポを使用しているため、基本的にはベーシックなコードフォームが多いですが、Amの時に人差し指のm3rdを開放弦にして9thを弾いたり、小指で11thを足したり細かなこだわりを感じることができます。
アコースティックギター・パートで一番の難関はFのコードフォームだと思います。
ローコードのDを並行移動したコードフォームですが、すべての指を同時に押弦するのはとても難しいので、まずは人差し指の10Fをセーハ、10Fを演奏している間に残りの弦を押弦するようにしています。
エレキギター
バッキングは基本的にパワーコード。
その中で随所に入ってくるプリッジミュートをした単音フレーズがいいアクセントになっています。
僕が演奏時に意識していたことですが、全体的に優しくピッキングをしています。
その中でブリッジミュート部分だけを気持ち強めに弾くことで、メリハリをつけるようなイメージです。
ギターソロの後半にある印象的なハモりフレーズですが、今回はGT-100に内蔵されているHarmonistというエフェクターを使用して、機械的にハモらせています。
決まった音程で機械的にハモらせるので、フレーズによっては鳴っているコードにはまらない場合も出てきますが、慣れるとフレーズを若干変更したりすることで対応することができます。
何よりもギターが一人しかいない時のライブでも、ハモりを再現できるのはとても大きなメリットですよね!
使い方も曲のkeyとハモりの音程を設定するだけなので、誰でも簡単にハモり体験をすることができてオススメです。
『さよなら』を入手する
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使用機材について
【エレキギター】
FUJIGEN/MSA-HP
日本の誇るギターメーカー『FUJIGEN』が製作したセミアコースティック・ギター。
セミアコースティック・ギターといえばGIBSONの『ES-335』が代表的ですが、このギターはES-335より一回り小さいのが特徴。
外国人に比べて平均的に身体の小さい日本人や、女性でも抱えやすく設計されています。
【アコースティックギター】
MARTIN/D-35
3ピースのバック材が特徴的なモデル。
MARTINといえばD-45や000-28など有名なモデルがたくさんありますが、このD-35も多くのギタリストに愛用されるモデルです。
ローからハイまでバランスよく鳴る印象があり、様々な音楽に幅広く使用できるオススメのモデルです!
【エフェクター】
B0SS/GT-100
今回はバッキングにORANGEの「ROCKERWERB 100」をモデリングしたORNG RV、リードにBOSS独自のPOWER DRIVEを選択。
リード後半のハモり部分はkey設定をG(Em)、3度上がハモるように設定したHarmonistをONにして演奏しています。
【オーディオインターフェース】
TASCAM/US-4×4
とてもシンプルなデザインで使いやすいです。
良くも悪くも機能が制限されているので、初心者向きのオーディオインターフェースといった印象
低価格帯で、入力数が欲しい方は要チェック!
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回改めて思ったのが、名曲はいつの時代も色褪せないなということ。
昭和に生まれた音楽が時代が変わった平成でも聴かれ、歌われ、演奏されてきました。
そして次の時代でもきっと聴かれ続けていくでしょう。
これから先そういった音楽がどれだけ生まれてくるかはわかりませんが、音楽はいつになっても素晴らしいものだと思います。
そしてそういった誰もが知っている名曲を演奏することで、音楽の輪が広がりやすいと思いますので、レパートリーとして覚えておいていただけたらと思います。
【著者プロフィール】
神田 淳
1988年生まれ。埼玉県秩父市出身
10歳よりギターを始め、高校卒業後、MI JAPAN GITを卒業
卒業後はプロギタリスト山口和也氏に師事
自身も生徒としてレッスンを受けながら、並行してサポート活動やレッスン活動を開始。
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『あなたの好きな曲で学ぶギター、音楽』をコンセプトにしたギタースクールを運営中
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主催バンドサークル
https://atsushi-kanda.com/session
コメント
初めまして、井上と申します。
いきなりのお願いで申し訳ありませんが、可能であればさよならのソロ演奏時のgt-100の詳細なセッティング情報を教えて頂けないでしょうか?
またオフコース5人での武道館最終ライブ時の鈴木康弘さんのギターソロ音に似たセッティング方法をご存知であればこちらもご教授頂けたら幸いです。
自分はgt-1を所持しており、ギターはD-35とBURNYのレスポールを持っています。
レスポールでは鈴木さんのような柔らかい歪み音は出せないかも知れませんが、可能な範囲で近い音が出せればよいと思っております。
以上、よろしくお願い致します。