
こんにちは!

いらっしゃい、今日も頑張って音楽の勉強をしていこう!

はい!
今日は何の勉強をするんですか?

今日は分数コード(オンコード)について勉強していこう!
分数コードとは

早速ですけど分数コードって何ですか?

そのコードのRoot以外を1番低い音(ベース)にするように指定されているコードのことだね!

どういうことですか?

例えばCというコードがあるね。
コードの構成音はわかるかな?

『ド-ミ-ソ』です。

そうだね。
そのCのコードが提示された時だけど、必ずしも『ド-ミ-ソ』という順番で音を積み上げなくてもいいんだ。

ギターのコードとかはそうですよね。

その通り!
例えばギターのFフォームのCは低い方から『ド-ソ-ド-ミ-ソ-ド』という順番で構成されているね。

初心者が挫折するコードですね…

そうだね。つまり『ド-ミ-ソ』もCだし、『ド-ソ-ド-ミ-ソ-ド』もCなんだ!
ポイントは1番低い音が『ド』になっているところだね!

なるほど!

では次に、コードを転回したらどうなるだろう?

転回?

詳しいことは別のブログにまとめるけど、Cを『ド-ミ-ソ』から『ミ-ソ-ド』『ソ-ド-ミ』という風に並べ替える事ができる。
これを転回というんだ。

『ミ-ソ-ド』もCなんですか?

その通り。
積み上げてる音の順番は違うけど、構成音は『ド-ミ-ソ』で同じだからね!

難しくなってきたぞ…

そうなった時に、ここのCはベースを『ド』じゃなくて『ミ』にした方が良いとか、ベースを『ソ』にした方がいいとかって出てくる。
そういう時に出てくるのが分数コードなんだ!

具体的にはどういうコードなんですか?

例えば『C/E』とか『C/G』という書かれ方をする!

数学は苦手です…

分数だけど数学ではないから安心して。
分子でコード、分母でベースの音を提示しているんだ!
つまり『C/E』はどういうことかわかるかな?

分子がCだからコードは『ド-ミ-ソ』
分母がEだからベースは『ミ』って事ですか?

その通り!
簡単でしょ!

はい!

そしてもう1つ覚えておきたいのが、分数コードは必ずしも一人で完結しなくてもいいんだ!

どういうことですか?

例えば僕らギタリストはバンド演奏をすることが多いよね?

はい!

バンドには大体ベースがいると思うんだけど、ベースはギターより低い音域で演奏していることが多い!
だから例えばC/Eが登場したときにギターが普通にCを弾いていても、ベースがもっと低い音域で『ミ』を弾いてくれたらアンサンブルとしてC/Eが完成するんだ!

なるほど!
これで分数コードは完璧ですね!

分数コードの基本を理解できたみたいだね!
じゃあもう少し深掘りしていこう!
分数コードには2種類ある⁉︎

深掘りするって言っても、これ以上何を学ぶんですか?

大きく分けて分数コードには2種類あるんだ。
これを理解していないと正しく曲を解釈できないことがある!

2種類?

1つ目は指定されたベースがコードの構成音の場合
2つ目は指定されたベースがコードの構成音以外の場合だ!

どういうことですか?

1つ目は先ほどの例だね!
例えばC/Eなら3rdをベースにしたCの第一転回系ということになる!

はい…

そして2つ目の指定されたベースがコードの構成音以外の場合だけど、例えばC/DとかDm7/Gとかのパターンがよく登場するね!

それは1つ目のパターンとどうに違うんですか?

一番の違いはコードの転回系でないところ!
つまりC/DはCではないということなんだ

えっ⁉︎そうなんですか?
じゃあC/Dは何なんでしょう?

2つ目のパターンの場合は、コードのインターバルをベース音から見る必要がある!

どういうことですか?

例えば『C/D』だけど、分子のCは『ド–ミ–ソ』だよね。
これをベースのDからインターバルでみるとどうなるかな?

ドが『♭7th』
ミが『Maj9th』
ソが『P4th』ですね!

正解!
つまりC/DはCじゃなくて『9thの入ったDsus4(omit5)』ってことだね!

C/DはDsus4なんですね⁉︎

その通り!
ちなみにさっき例であげたDm7/Gも9thの入ったG7sus4になる。
同じ要領でインターバルを確認してみてね!

わかりました!
分数コードはどういう風に使われるのか?

分数コードの仕組みはわかったんですけど、実際にはどういう風に使われるんですか?

じゃあ使用例を見てみよう!
まず1つ目のコード展開系パターンだけど、例えばKey=Cで『C-G-Am-G』というコード進行があったとしよう!
分数コードを使用すると『C-G/B-Am-G』と直すことができる。
何か気づくかな?

ベース音がCメジャースケールで順番の下降しています!

その通り!
分数コードを使用することで、ベース音を滑らかにつなげることができたね!

なるほど!

2つ目のパターンだけど、例えばKey=Cで『F-G-C』という王道コード進行がある。
これに手を加えて『F-F/G-G-C』にすると、結果的に『F-G7sus4-G-C』といった感じになる!
『Dm7-Dm7/G-G-C』も同じ感じだね!

なるほど!
sus4を挟む感じになるんですね。

そうなんだ。
J-POPなど幅広い音楽でよく登場する定番の流れだから覚えておこう!

わかりました!

じゃあ今日はここまで!
しっかり復習して覚えるように

ありがとうございました!
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