episode20〜分数コードについて学ぶ〜

music
スポンサーリンク

こんにちは!

講師:神田
講師:神田

いらっしゃい、今日も頑張って音楽の勉強をしていこう!

はい!

今日は何の勉強をするんですか?

講師:神田
講師:神田

今日は分数コード(オンコード)について勉強していこう!

スポンサーリンク

分数コードとは

早速ですけど分数コードって何ですか?

講師:神田
講師:神田

そのコードのRoot以外を1番低い音(ベース)にするように指定されているコードのことだね!

どういうことですか?

講師:神田
講師:神田

例えばCというコードがあるね。

コードの構成音はわかるかな?

『ド-ミ-ソ』です。

講師:神田
講師:神田

そうだね。

そのCのコードが提示された時だけど、必ずしも『ド-ミ-ソ』という順番で音を積み上げなくてもいいんだ。

ギターのコードとかはそうですよね。

講師:神田
講師:神田

その通り!

例えばギターのFフォームのCは低い方から『ド-ソ-ド-ミ-ソ-ド』という順番で構成されているね。

初心者が挫折するコードですね

講師:神田
講師:神田

そうだね。つまり『ド-ミ-ソ』もCだし、『ド-ソ-ド-ミ-ソ-ド』もCなんだ!

ポイントは1番低い音が『ド』になっているところだね!

なるほど!

講師:神田
講師:神田

では次に、コードを転回したらどうなるだろう?

転回?

講師:神田
講師:神田

詳しいことは別のブログにまとめるけど、Cを『ド-ミ-ソ』から『ミ-ソ-ド』『ソ-ド-ミ』という風に並べ替える事ができる。

これを転回というんだ。

『ミ-ソ-ド』もCなんですか?

講師:神田
講師:神田

その通り。

積み上げてる音の順番は違うけど、構成音は『ド-ミ-ソ』で同じだからね!

難しくなってきたぞ

講師:神田
講師:神田

そうなった時に、ここのCはベースを『ド』じゃなくて『ミ』にした方が良いとか、ベースを『ソ』にした方がいいとかって出てくる。

そういう時に出てくるのが分数コードなんだ!

具体的にはどういうコードなんですか?

講師:神田
講師:神田

例えばC/EとかC/G』という書かれ方をする!

数学は苦手です

講師:神田
講師:神田

分数だけど数学ではないから安心して。

分子でコード、分母でベースの音を提示しているんだ!

つまり『C/E』はどういうことかわかるかな?

分子がCだからコードは『ド-ミ-ソ』

分母がEだからベースは『ミ』って事ですか?

講師:神田
講師:神田

その通り!

簡単でしょ!

はい!

講師:神田
講師:神田

そしてもう1つ覚えておきたいのが、分数コードは必ずしも一人で完結しなくてもいいんだ!

どういうことですか?

講師:神田
講師:神田

例えば僕らギタリストはバンド演奏をすることが多いよね?

はい!

講師:神田
講師:神田

バンドには大体ベースがいると思うんだけど、ベースはギターより低い音域で演奏していることが多い!

だから例えばC/Eが登場したときにギターが普通にCを弾いていても、ベースがもっと低い音域で『ミ』を弾いてくれたらアンサンブルとしてC/Eが完成するんだ!

なるほど!

これで分数コードは完璧ですね!

講師:神田
講師:神田

分数コードの基本を理解できたみたいだね!

じゃあもう少し深掘りしていこう!

スポンサーリンク

分数コードには2種類ある⁉︎

深掘りするって言っても、これ以上何を学ぶんですか?

講師:神田
講師:神田

大きく分けて分数コードには2種類あるんだ。

これを理解していないと正しく曲を解釈できないことがある!

2種類?

講師:神田
講師:神田

1つ目は指定されたベースがコードの構成音の場合

2つ目は指定されたベースがコードの構成音以外の場合だ!

どういうことですか?

講師:神田
講師:神田

1つ目は先ほどの例だね!

例えばC/Eなら3rdをベースにしたCの第一転回系ということになる!

はい…

講師:神田
講師:神田

そして2つ目の指定されたベースがコードの構成音以外の場合だけど、例えばC/DとかDm7/Gとかのパターンがよく登場するね!

それは1つ目のパターンとどうに違うんですか?

講師:神田
講師:神田

一番の違いはコードの転回系でないところ!

つまりC/DCではないということなんだ

えっ⁉︎そうなんですか?

じゃあC/Dは何なんでしょう?

講師:神田
講師:神田

2つ目のパターンの場合は、コードのインターバルをベース音から見る必要がある!

どういうことですか?

講師:神田
講師:神田

例えば『C/D』だけど、分子のCは『ドソ』だよね。

これをベースのDからインターバルでみるとどうなるかな?

ドが『♭7th』

ミが『Maj9th』

ソが『P4th』ですね!

講師:神田
講師:神田

正解!

つまりC/DCじゃなくて『9thの入ったDsus4(omit5)ってことだね!

C/DDsus4なんですね⁉︎

講師:神田
講師:神田

その通り!

ちなみにさっき例であげたDm7/G9thの入ったG7sus4になる。

同じ要領でインターバルを確認してみてね!

わかりました!

スポンサーリンク

分数コードはどういう風に使われるのか?

分数コードの仕組みはわかったんですけど、実際にはどういう風に使われるんですか?

講師:神田
講師:神田

じゃあ使用例を見てみよう!

まず1つ目のコード展開系パターンだけど、例えばKeyCC-G-Am-Gというコード進行があったとしよう!

分数コードを使用するとC-G/B-Am-G』と直すことができる。

何か気づくかな?

ベース音がCメジャースケールで順番の下降しています!

講師:神田
講師:神田

その通り!

分数コードを使用することで、ベース音を滑らかにつなげることができたね!

なるほど!

講師:神田
講師:神田

2つ目のパターンだけど、例えばKey=Cで『F-G-C』という王道コード進行がある。

これに手を加えてF-F/G-G-C』にすると、結果的に『F-G7sus4-G-C』といった感じになる!

Dm7-Dm7/G-G-C』も同じ感じだね!

なるほど!

sus4を挟む感じになるんですね。

講師:神田
講師:神田

そうなんだ。

J-POPなど幅広い音楽でよく登場する定番の流れだから覚えておこう!

わかりました!

講師:神田
講師:神田

じゃあ今日はここまで!

しっかり復習して覚えるように

ありがとうございました!

music音楽理論
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
フォローする
スポンサーリンク
〜好きな曲をテキストに学ぶギタースクール〜 ギター講師 神田淳 Official Site

コメント

タイトルとURLをコピーしました