今回は公開した動画
『【平成の名曲】あの紙ヒコーキ くもり空わって/19のGt soloを作ってFujigen MSA-HBで弾いてみた』
で弾いてるフレーズがどのように考えて構築されたのかをご紹介していきたいと思います。
↓↓↓まずは動画でフレーズをチェック!↓↓↓
分析①:まずはコード進行を見てみよう

まずはこの曲の楽譜を見てみよう!


まずはkeyを確認すると、調号に♯とか♭が
1つもついていないね!

はい!

と言うことはこの曲のkeyはCメジャー、もしくはAマイナーになるんだけど、聞いた感じ暗くないからCメジャーと言うことになる。

はい!

次にコード進行を見ていこう。
分析しやすいようにローマ数字に直すとこんな感じ!


ほとんどダイアトニックコードだけですね!

そうだね!
8小節目だけE7というノンダイアトニックコードが出てくるけど、
それ以外は全部ダイアトニックコードでできている。
ちなみにこのE7はノンダイアトニックコードの中でも
セカンダリードミナントというよく出てくるコードだから
合わせて覚えておこう!
分析②:どの音を使ったらいいの?

じゃあ今度はどの音を使ってメロディを作っていくかを考えてみよう!

はい!

さっきコード進行を分析したけど、
E7以外は全部ダイアトニックコードだから8小節目以外は全部
Cメジャースケール、もしくはCメジャーペンタトニックスケール
でいけるなと判断できるね!

ペンタ一発で弾きまくりですね!

それでもいいんだけど、それだとkey=Cの曲はみんな同じようなギターソロになってしまわないかな?

同じスケールを使うんだからそれは仕方ないですよ!

そこで注目して欲しいのは曲のコード進行になってくる!
同じkey=Cの曲でもコード進行によって全然情景は変わってくるから、
その流れに沿ってフレーズを構築していかないといけないんだ。
分析③:大事なのはコードトーン

話が難しくなってきましたね…

難しく考えることはなくて、
ポイントポイントでその時のコードの音を弾いてあげるだけ。
今回のソロでコードトーンの音に色をつけてみるね。


これを見て何か気づくことはあるかな?

結構赤いですね

そうだね!
どんなところが赤いとか傾向はわかるかな?

ちょっと難しいですね…

注目してほしいのは、音価の長い音符ほどコードトーンである割合が多いということ!

言われてみればそうですね!

逆にコードトーンじゃない音は音価を短くして、コードトーンとコードトーンをつなぐ役割を担っているんだ!

なるほど!

ちなみに楽譜上のコードを見るとトライアドだけど、それぞれが4和音になった時の7thにあたる音もコードトーンとして赤く塗ってある。

えっ⁉︎

例えば1小節目の『ミ』の音だけど、Fというトライアド上でMaj7thにあたる音を弾く事によって、アンサンブル全体でFMaj7というコードになり、おしゃれな雰囲気にすることができるんだ!

そんなことが⁉︎

そう!
だからギターソロを作る際はその時に鳴っているコードに対して何度の音を弾いているのかと意識できるようになると、ずいぶん変わってくると思うよ。

頑張ります!
分析④:ノンダイアトニックコード時の対処方法について

次に8小節目に出てくるE7の対処方法について考えてみよう。
本来のダイアトニックコードだったらEm7になるはずだけど、ここではE7になっているね!

そうですね!

つまりここでCメジャースケールやCメジャーペンタトニックスケールを選択すると、外れた音を弾いてしまう可能性が出てくるんだ!

えっ?えっ?

E7のコードトーンは『ミソ♯シレ』でしょ!
『ソ』の音を含むCメジャースケールやCメジャーペンタトニックスケールだと合わなくなってくる!

じゃあどうしたらいいんですか?

Cメジャースケールの『ソ』だけを半音上げて『ソ#』にしてあげたらいいよ!

えっ⁉︎
スケールって勝手に変えちゃっていいんですか?

もちろん!
なんならスケールは自分専用に作ってもいいんだよ(笑)
だから今回のケースで言えば『ドレミファソ♯ラシド』となる!

はい!

でね、Cメジャースケールの『ソ』を『ソ♯』にして出来上がったこのスケールなんだけど、オリジナルのものではなくて
『Eハーモニックマイナー・パーフェクト5thビロウ』
というスケールなんだ!

名前長っ!

そうだね(笑)
Aハーモニックマイナースケールというスケールがあって、それをP5thにあたる『ミ』から並べ替えた(展開した)スケールなんだ!
ドミナント7thコードに対応したスケールで、その中でも『♭2』と『♭6』が含まれているのが特徴!

はぁ…💧

だから8小節目の3〜4拍目を見ると特に
コードトーン+『♭2』『♭6』
を意識して弾いているのがわかると思う!

本当だ!

そしてギターソロが終わって歌が戻ってくる9小節目頭に、Fのコードトーンである『ド(5th)』の音に落ち着いて、ギターソロを終えるという流れで構築してみたんだ!

『ド』の音が伸びると、なんか終わった感じがしますね!

Cメジャーの曲だから、『ド』を伸ばすと1区切りした感じがするよね

なるほど!

最後に余談だけど10小節目のGで弾いているダブルストップのフレーズも、ソロでもバッキングでもいろんな場所で使えるからチェックしておいて!

わかりました、覚えておきます!
分析⑤:リズムもちょっと意識してみよう!

こういうギターソロの分析をするとどうしても、スケールとか理論的なところに目がいってしまうけど、リズムにも少しだけ注目してほしい!

リズムですか?

うん、リズム!
今回の譜例で言えばギターソロが始まるのは1小節目のFのコードが始まった1拍目だよね。

そうです…

必ずしもFの1拍目からヨーイドン!みたいな形でギターソロを始めなくてもいいということを覚えておいてほしい。

確かに今回は前の小節からギターソロがスタートしてますね?

そう!
前の小節からピックアップして入ってあげると、ギターソロにスムーズに入っていくような印象になると思う。

そうですね!

もしこれがガラッと場面を変えたい場合だったら、
1拍目からヨーイドンでギターソロにしたほうがいいかもしれないね。
ここはその時々のシチュエーションで適切に対応できるように準備しておこう!

はい!

あと同じフレーズを弾いてもリズムが違うと、結構違うフレーズに聴こえたりすることがあるんだ

そうなんですか?

今回の例で言えばギターソロ導入部のピックアップしている部分と、5小節目の譜点8分休符のあとで弾いているフレーズは、ポジションこそ違うものの、同じフレーズを弾いている

本当だ!

こういった感じでフレーズのリズムで印象がだいぶ変わるから、ひとつのフレーズを練習する時に、いろんなタイミングで弾く練習をしておくのもおすすめ!

今度やってみます!
今回のフレーズ解説は以上になります。
少しでもみなさんのギターソロ構築の際のヒントになれば幸いです。
使用機材について
ギター
FUJIGEN/MSA-HP
日本の誇るギターメーカー『FUJIGEN』が製作したセミアコースティック・ギター。
セミアコースティック・ギターといえばGIBSONの『ES-335』が代表的ですが、このギターはES-335より一回り小さいのが特徴。
外国人に比べて平均的に身体の小さい日本人や、女性でも抱えやすく設計されています。
エフェクター
B0SS/GT-100
新モデルGT-1000が出ていますが、まだまだ現役で使えます!

オーディオインターフェイス
TASCAM/US-4×4
とてもシンプルなデザインで使いやすいです。
良くも悪くも機能が制限されているので、初心者向きのオーディオインターフェースといった印象
低価格帯で、入力数が欲しい方は要チェック!

【プロフィール】
神田 淳
1988年生まれ。埼玉県秩父市出身。
10歳よりギターを始め、高校卒業後 MI JAPAN GITに進学。
現在は主にギター講師として活動中!
『一人一人に寄り添ったレッスン』を心が得ています!
初心者の方も大歓迎ですので、お気軽にご連絡ください!
【お問い合わせはこちらから!】
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定期的にバンドサークルも主催!
全パートメンバー募集中なので、お気軽にお問い合わせください!
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