
こんにちは、ギター講師の神田です。
今回は先日公開した動画『菅田将暉/『いいんだよ、きっと』をギターで弾いてみた!』についてまとめてみたいと思います!
まずは動画をご覧ください。
『いいんだよ、きっと』について
2018年3月21日にリリースされた菅田将暉さんの1stアルバム『PLAY(Special Edition)』収録
菅田将暉さんが渋谷ですれ違った男の子が歌詞のモデルになっていると、ラジオ番組『菅田将暉のオールナイトニッポン』で語られている。
『いいんだよ、きっと』を聴いてみる
『いいんだよ、きっと』を分析してみる
コード進行を分析してみる

早速曲のコード進行を分析していこう!

お願いします!

早速イントロから特徴的なコードが出てくるね!

どれですか?

『Dm』だ!

言われてみれば確かに!
曲のkeyはAだから、ダイアトニックコードだとDメジャー(4和音の場合はMaj7)になるはずですよね?

そうだね!

なのにDでなくてDmになったのはなぜですか?

これは同主調のモードから一時的にコードを借りてくる『モーダルインターチェンジ』というアイデアが使用されている!

なるほど!

特にこのⅣmはサブドミナントマイナーと呼ばれ、モーダルインターチェンジでもっとも使用されるコードの1つだから覚えておこう!

はい!

他にもダイアトニックコード以外のコードはあるかな?

Bメロに出てくる『B』や『B/A』でしょうか?

そうだね!
これはダイアトニックコードの『Ⅴ』である『E』に向かうためのセカンダリードミナント (V7/V)と考えられる!

なるほど!

そして『B/A』は、セカンダリードミナント『B7』の7thがベースにくる第三転回形だね

そうですね!

他にもあるかな?

『Fdim7』もダイアトニックコードではないですね!

そうだね!

これはどこから来たんですか?

これは『パッシングディミニッシュドアプローチ』と呼ばれるものだ?

なんですかそれ…

例えばだけど、もしこれが『Fdim7』じゃなくて『C#7』だったら何かわかるかな?

それだったらF#m7に向かうためのセカンダリードミナントですよね?

そうだね!
じゃあ『Fdim7』と『C#7』のコード構成音はわかるかな?

Fdim7はファラ♭(ソ♯)ド♭(シ)ミ♭♭(レ)
C#7はド#ミ#(ファ)ソ#シ
ですよね!

そうだね。
そしてC#7のミ#(ファ)とシがセカンダリードミナントで重要なトライトーンなんだけど、なんとこれがFdim7にも含まれているんだ!

本当だ!

そしてパッシングディミニッシュドアプローチにするとベース音がE>F>F#と半音で進行していくことになる!
これがとてもスムーズな進行になる秘密なんだ!

なるほど!

これも頻繁に登場する手法だから、ぜひ覚えておいて使ってみよう!

やってみます!
演奏内容を分析してみる

次に演奏内容を見ていこう!

はい!
エレキギター
サウンドメイクについて
今回も音作りは基本的にBOSSのGT-100を使用して、ディレイとリバーブだけはDTMのプラグインでかけています。
バッキング
アンプタイプ:MS1959 Ⅰ+Ⅱ
ギターアンプの歴史で欠かすことできないブランド『マーシャル』の中でも名機と呼ばれる1959
その1959のInput1とInput2のミックスサウンドをモデリングしたアンプタイプを使用しました。
リードギター
アンプタイプ:POWER DRIVE
BOSSのオリジナルアンプタイプです。
幅広い音楽で使用できる使いやすさが気に入っており、私の動画での登場頻度もかなり高いお気に入りのサウンドです。
フレーズについて

次にフレーズを見ていこう!

はい!

バッキングのほとんどは一般的なコードフォームを使用してのコードストロークだ。

そうですね!
勉強になる部分はありますか?

例えば1コーラス目Bメロで登場するペンタトニックスケールを使用したオブリガードや、ギターソロあけのBメロに登場するコードトーンと使用したダブルストップなど、覚えておくと使いやすいフレーズが散りばめられているね。



なるほど!

このようなシンプルな音使いで作られたフレーズは、ジャンル問わず様々な楽曲で使用できる!
覚えておくと便利だね。

覚えておきます!

次にリードギターだけど、これも基本的にほとんどメジャーペンタトニックスケールを使用したオーソドックスなスタイルだね。

どこか参考になる部分はありますか?

今回はEndingで一部登場するマイナーペンタトニックスケールを使用したフレーズに注目してみよう!

言われてみると、後半の方にちょっと違った雰囲気の部分がありますね。

そうだね!
曲のKey=Aメジャーだから、Aメジャーペンタトニックスケールが使われるのはわかるよね!

はい!

だたこういう長尺のギターソロが続いている中、メジャーペンタトニックスケールだけでフレージングしていると、聞き手にとっては単調な、間延びしたようなギターソロになってしまうかもしれないんだ…

確かに長い時間聴かせるって難しいですよね…

そうだよね。
そこで今回のように、メジャーペンタトニックのフレーズが続いているなかに一瞬マイナーペンタトニックスケールを使用したフレーズを差し込むことによって、聞き手の予想を裏切るような意外性のあるサウンドでフレージングすることができるんだ!

確かに一瞬ハッとしますね!

そして再びメジャーペンタトニックスケールのフレーズに戻ると、聞いている人はまた新鮮な気持ちでメジャーペンタトニックのソロを聴くことができるんだ!

なるほど!

だからこのマイナーペンタを使うアイディアとサウンドの雰囲気は、覚えておくといいんじゃないかな?

そうですね、勉強になりました!
演奏のポイントについて

演奏で気をつけてることはありますか?

今回の演奏で特に気を遣ったのは、いかに『コードチェンジ時の音切れをなくすか』ということだね。

音切れ?

コードチェンジをするときに音が長い時間途切れてしまうと、曲がスムーズに進行していかないよね?

確かにそうですよね…
でもどうしたらいいんですか?

例えばコードボイシングを工夫したり、フィンガリングの運指を工夫したり、ゴーストノートを入れたりすることで、音切れを防いだり音楽的に音を切ることができるんだ!

音楽的に音を切る?

ギターを弾くときだけではなくて音を切るのも演奏だからね。
ギターは構造上コードチェンジ時に音が切れるのは仕方がない楽器なんだ。
だから音を切るときも音楽的にを常に意識していこう!

はい!
使用機材について
ギター
エレキギター
FUJIGEN/MSA-HP
日本の誇るギターメーカー『FUJIGEN』が製作したセミアコースティック・ギター。
セミアコースティック・ギターといえばGIBSONの『ES-335』が代表的ですが、このギターはES-335より一回り小さいのが特徴。
外国人に比べて平均的に身体の小さい日本人や、女性でも抱えやすく設計されています。
アコースティックギター
MARTIN/D-35
3ピースのバック材が特徴的なモデル。
MARTINといえばD-45や000-28など有名なモデルがたくさんありますが、このD-35も多くのギタリストに愛用されるモデルです。
ローからハイまでバランスよく鳴る印象があり、様々な音楽に幅広く使用できるオススメのモデルです!
エフェクター
BOSS:GT-100
最新モデルのGT-1000が発売されていますが、まだまだ現役で使えます!
僕は自宅練習を始め、ライブやレコーディングすべてこれ1台で完結できており、5年以上使用していますがトラブルが起きたこともない頼れる1台です!
マイク
RODE:NT2-A
2005年MIPA(Musik Messe International Press Award)受賞のNT2Aの後継モデル
3段階で切り替え可能な指向性、PAD、ローカット・スイッチを装備し、多様なニーズにこたえます。
オーディオインターフェイス
TASCAM:US 4×4
シンプルな操作性と豊富な入出力でとても使いやすいと思います。
iOSとの接続も可能なため、お使いのiPadなどとも接続して使用可能です!
【プロフィール】
神田 淳
1988年生まれ。埼玉県秩父市出身。
10歳よりギターを始め、高校卒業後 MI JAPAN GITに進学。
現在は主にギター講師として活動中!
『一人一人に寄り添ったレッスン』を心が得ています!
初心者の方も大歓迎ですので、お気軽にご連絡ください!
【お問い合わせはこちらから!】
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定期的にバンドサークルも主催!
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