こんにちは、ギター講師の神田です!
今回も松田聖子さんの楽曲『時間の国アリス』からコピーしたフレーズをご紹介します!
まずはこちらの動画をご覧ください!
『時間の国のアリス』について!
まずは今回の楽曲 『時間の国アリス』についてご紹介します。
この曲は1984年に発表された松田聖子さんの17thシングルで、作詞は松本隆氏、作曲は松任谷由実氏による楽曲です!
47万枚以上の売上枚数を誇り、2004年には紙ジャケット仕様の完全生産限定盤12cmCDとして再リリースされたということからも、人気の高さを窺い知ることが出来ます!
ちなみに今回は2015年にデビュー35周年を記念してリリースされたオールタイムベスト・アルバム
『We Love SEIKO -35th Anniversary 松田聖子究極オールタイムベスト 50 Songs-』のDisc2を聴いてコピーしています!
このアルバムには『渚のバルコニー』や『あなたに逢いたくて ~Missing You~』『赤いスイートピー』をはじめ、松田聖子さんファン以外の方も必ず聴いたことがある名曲が数多く収録されています!
名作詞家&名作曲家の方々による素晴らしい楽曲と、スタジオミュージシャンの名手達による名演奏がたくさん聴けますので、ぜひ一度聴いてみて頂けたらと思います!
『時間の国のアリス』を聴いてみる!
今回のフレーズを分析してみる!
コード進行を分析してみる!
まずはコード進行を確認していこう!
調号を見ると♭がふたつ付いているけど、この曲のKeyはわかるかな?
Key=B♭、もしくはKey=Gマイナーです!
その通りだね!
そして登場しているコードを見ると全てダイアトニックコードだけでできていることがわかる!
ちなみに4小節目に登場するCm7/Fについてだけど、Cm7の構成音にFの音は含まれないよね!
だからこれはCm7の展開系ではなくて『Fsus4に9thが入ったコード』になるんだ!
ポップスなどの音楽ではよく登場するコードだから、これはぜひ覚えておこう!
フレーズを分析してみる!
そして今回のようなオブリガートフレーズを覚えるときのポイントだけど
コードフォームとリンクさせて覚えることがとても重要になってくるんだ!
どういうことですか?
フレーズを何となくコピーするだけだと、そのフレーズがいつ使えるかわからなくなってしまうよね。
そうならないために、コードフォームとリンクさせて覚えることが重要になるんだ!
まずは今回のDm7のフレーズで解説するから、下の図を見てみて!
これは6弦にRootがあるFフォームのDm7だね。
普段は10フレットを人差し指でセーハしているから1弦はRootを弾いているけど、Rootを1音下げることでm7thにすることが出来る!
そして1弦のm7thと2弦のP5thだけを抜き出したものが下の図のポジションになるんだけど、これは今回のフレーズで弾いている形になっているね!
次に少しポジションが上がって、ここにはこの形のDm7があるよね。
これはローコードのDm7を1オクターブ(12フレット)上げて出来上がる形だね!
2弦のm7thを1音上げるとRootになるんだけど、そうすることでm7thがなくなるから結果的にはDmトライアドの形になっている!
そしてここから1弦のm3rdと2弦のRootだけを抜き出すと下の図のようになる!
これは今回のフレーズのスライド後に演奏しているポジションになっているね。
あとはこの2つのポジションをスライドで行ったり来たりすることで今回のフレーズは完成だ!
コードが変わったCm7でも、同じアイデアを平行移動したフレーズが演奏されているね!
こういった感じでコードとフレーズをリンクさせて覚えることで、あらゆるコードに合わせたポジションで演奏できるようになるんだ!
なるほど!
今回のフレーズが汎用性高い理由!
そして今回のフレーズがDm7のコードトーンのみで演奏されているところに注目してほしい!
コードトーン以外の音が含まれていないことで、このフレーズはDm7が出てきた時にいつでも安心して使用できるんだ!
どういうことですか?
例えばメジャーKeyのダイアトニックコードで□m7が出てくるのはどこかな?
Ⅱm7とⅢm7とⅥm7です!
そうだね!
もし今回のフレーズにコードトーン以外の音、例えば『9th』が入っていたとすると、Ⅱm7とⅥm7では使えるけど、Ⅲm7ではハマらない可能性が出てきてしまうんだ。
つまりフレーズが演奏している曲で使えるかどうか判断する必要が出てくるってことだね!
なるほど!
しかし今回のようにコードトーンだけで構成されていれば、
曲のKeyに関係なくいつでも使用することができる!
これが今回のフレーズが汎用性の高いポイントなんだ!
複数のポジションで弾いてみよう!
最後に、フレーズを覚えるときは複数のポジションで覚える癖をつけておこう!
そうすることで活用できるシチュエーションをグッと広げることができる。
下に別ポジションをまとめておくから、ぜひ実際に弾いてみて欲しい!
今回は2本の弦を同時にピッキングしてオブリガートとして使用されているけど、低音弦では1音ずつ弾いて、リード演奏時のポジション移動する際のフレーズとしても活用できそうだね!
【プロフィール】
神田 淳
1988年生まれ。埼玉県秩父市出身。
10歳よりギターを始め、高校卒業後 MI JAPAN GITに進学。
現在は主にギター講師として活動中!
『一人一人に寄り添ったレッスン』を心が得ています!
初心者の方も大歓迎ですので、お気軽にご連絡ください!
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