B.B. King「The Thrill Is Gone」から学ぶ|ギターを“歌わせる”ブルースフレーズ2選

フレーズ分析

ブルースギターを弾くうえで、ぜひ聴いてほしいギタリストの一人がB.B. Kingです。

B.B. Kingの演奏は、決して音数が多いわけではありません。
それでも一音一音に存在感があり、まるでギターが歌っているように聴こえます。

今回は代表曲「The Thrill Is Gone」から、イントロと間奏の2つのフレーズを実際に弾いてみました。

TABだけを追うのではなく、B.B. Kingらしいニュアンスにも注目しながら見ていきましょう。

フレーズ① イントロ

タブ譜はこちら

まずはイントロに登場するフレーズです。

このフレーズで特に意識したいのが、
・チョーキングの音程
・ビブラート
・ピッキングの強弱

です。

チョーキングは「上げること」より音程を意識する

ブルースではチョーキングを使う機会がとても多いですが、弦を持ち上げればいいというわけではありません。

狙った音程までしっかり上げることが重要です。

練習する際は目標となる音を実際に一度弾いてみて、その音を耳で覚えてからチョーキングすると練習しやすくなります。

また目標の音に到達するまでの音程のカーブにも注目してください。

「ピッキングした後にすぐ目的の音程まで上げるのか」「目的の音程までゆっくり上げるのか」これらを意識すると、さらに演奏のニュアンスは豊かになります。

ビブラートで音を歌わせる

伸ばした音にビブラートを加えることで、同じ一音でも表情が大きく変わります。

特にB.B. Kingの演奏ではビブラートが大きな特徴のひとつです。

ただ音を揺らすのではなく「どのタイミングから」「どのくらいの幅で揺らすのか」にも注目してみましょう。

ピッキングに強弱をつける

今回、個人的に最も意識したのがピッキングの強弱です。
すべての音を同じ強さで弾くのではなく強く出す音と弱く弾く音を作ることで、フレーズに抑揚が生まれて歌うフレーズになります。

今回は「もしアンサンブルの中で弾いたら聞こえないのでは?」と思うくらいソフトに弾いている箇所もあります。

音程やリズムが合っているのに「なんとなく平坦に聴こえる」という場合は、強弱を意識してみるとかなり印象が変わるのでぜひチャレンジしてみてください。

フレーズ② 間奏

タブ譜はこちら

続いては間奏部分のフレーズです。

こちらもイントロと同じように、音数そのものはそれほど多くありません。
だからこそ、一音一音をどう弾くかが重要になります。

同じ音でも弾き方で表情が変わる

間奏フレーズでもピッキングの強弱やチョーキング、ビブラートを意識しています。

TAB上では同じような音の並びでも、
・どの音を強く弾くのか
・どの音を伸ばすのか
・どこで音を切るのか

によって、聴こえ方は大きく変わります。

「間」もフレーズの一部

ギターソロを弾くときは、つい音をたくさん入れたくなってしまうことがあります。

しかしB.B. Kingの演奏を聴いていると、弾いていない時間もフレーズの一部になっていることが分かります。

音を詰め込みすぎず、あえてスペースを作る。
その「間」があることで、次の一音がより印象的に聴こえます。

2つのフレーズから学べること

今回イントロと間奏を弾いてみて改めて感じたのは「ギターを印象的に聴かせるために、必ずしもたくさんの音を弾く必要はない」ということです。

「チョーキングの音程」「ビブラート」「ピッキングの強弱」「そしてフレーズの間」
こういった部分を意識するだけでも、シンプルなフレーズの表情は大きく変わります。

まずはTAB通りに弾けるように練習をして、そのあとで「どう弾くか」に意識を向けてみてください。
B.B. Kingのような“歌うギター”に少しずつ近づいていけると思います。

おまけ|アドリブに使えるB.B. King風フレーズ

今回のフレーズの中から、お気に入りフレーズをご紹介。
該当するスケールのダイヤグラムも掲載しておきますので、アドリブ練習の際にお役立てください。(KeyはCに移調してます)

ギターをもっと自由に弾けるようになりたい方へ

今回紹介したチョーキングやビブラート、ピッキングの強弱などは、実際に音を出しながら練習することで、より身につきやすくなります。

ギターレッスンでは、一人ひとりのレベルや「弾きたい曲」に合わせて、演奏のコツやアドリブ、音楽理論などもレッスンしています。

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